2011年05月18日

耐震チェックポイント2







戸建てのチェックポイント
1:丈夫な基礎
地震に耐えるのは、住宅の「基礎」部分。基礎が連続した鉄筋コンクリートの布基礎か、ベタ基礎なら安心です。鉄筋の入っていない無筋コンクリートや古い建物に見られる石積み、玉石基礎の場合は要注意です。
2:壁の量とバランス

例えば屋根が瓦、壁が土塗壁など重い材料で造られた家は、それらを支えるためにより壁量が必要です。窓が多く壁の量が少ない造りは要注意です。また、南向きに大きな窓が連続してある家をよく見かけますが、建物の東西南北の四周にバランスよく壁がある家のほうが地震に耐える力があります。
3:上下の柱の位置

2階建以上の家の場合、屋根を支える2階の柱の真下に1階の柱があれば力の伝達がうまくいきます。2階が1階よりも下がっているセットバック、2階の方が1階よりも出っ張っているオーバーハングの家の場合、注意が必要です。
4:土台や柱の腐食
雨水の侵入やシロアリ被害等で家の土台が浸食されていると、地震の時に踏ん張りがききません。床下防蟻処理を5年以上していない場合は、点検も含めて対処しておくと安心です。
5:転倒しやすい家の形
最近の都市型住宅で「幅に比べて背の高い建物」をよく見かけます。この建物には地震の時に揺れると四隅の柱に大きな引抜力がかかり、転倒しやすいです。その力に耐えうるよう、コンクリートの基礎と木の土台が金物などで緊結されていることがポイントです。

心配な時
以上のチェックポイントを見て不安がある場合、専門家による耐震診断を受けることをお勧めします。脆弱と思われる部分に適切な耐震補強をすれば安心して住むことができます。

現在の耐震基準と免震・制震構造
建築基準法は大きな地震があるたびに改正され、現在の基準では震度6〜7程度の大地震でも倒壊・崩壊せず、震度5程度までの地震でも大きな損傷を受けない程度の耐震性を義務付けています。
それよりなお地震に強い建物にするため、建築基準法の1.25倍、1.5倍の耐震性を持たせた建物、免震構造、制震構造の建物を希望することもできます。より耐震性のある住宅は住宅性能表示制度を利用した建物では数字で等級表示がしてあり、簡単に見分けることができます。


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